はじめに
Cygamesのソーシャルゲームで話題沸騰中の「ウマ娘 プリティーダービー」で登場する、メッチャカワユイキングヘイローについて今回は解説していきます。キングヘイローはかわいいですね(異論は認めない)。
記事の後半では競走馬としてのキングヘイローについても解説していますのでお楽しみください。
ウマ娘のキングヘイローは、プライドの高いお嬢様で一流のウマ娘を目指すウマ娘です。彼女はデザインやファッションが得意で、次々と新鮮なファッションを披露しています。本記事では、キングヘイローの設定や固有スキル、ストーリーや成績について詳しく述べていきます。
キングヘイローでダート適正をガン上げして、史実で負けたフェブラリーステークスを勝ちたい!
それは勝手にやってくれ
キングヘイローの設定と特徴
キャラクターデザイン
キングヘイローの容姿は鹿毛のセミロングヘアで、両耳を緑色のカバーで覆っています。彼女の勝負服は緑色のメンコをフォーカスし、オフショルダーのミニドレスや白いストラップパンプスなどが特徴です。
また、応援団長になった際に自らデザインした白ランを基調とした衣装もあります。この応援団長キングヘイローを引けたときはとてもうれしかったですね。カワイイ!
高貴な感じを漂わせる全体のデザインの中に、少しウェーブがかったセミロングヘアが可愛らしさを引き出していますね。これぞキングヘイロー!
性格とストーリー
キングヘイローはプライドが高く負けず嫌いで、勝利を目指す策略家です。しかし、彼女の本心を知るものは数少なく、家族の秘密なども隠している様子が描写されています。後輩たちの世話を焼いたことがきっかけで絶大な信頼を寄せられ、押しが強くも面倒見の良い人柄が描写されています。
彼女は競走ウマ娘としても現役デザイナーとしても活躍。デビュー以降あらゆる距離のGⅠを目標レースとしています。そのため、彼女の成長や活躍を見守るファンも多くいます。
キングヘイローの固有スキル
速度大幅上昇が期待できる”pride of king”
キングヘイローの固有スキルである『pride of king』の演出は多くのプレイヤーにインパクトを残しています。
彼女は短距離向きでありながら、史実通り皐月賞や日本ダービー、菊花賞などのクラシック戦線に皆勤賞で挑んでいかなければなりません。
その目標設定のせいで短距離型として特化させるのが難しいです。マイルB、中距離B、長距離Cなので、継承因子で全ての距離適性をAにすることはそこまで難しくありません。
正直なところ、長距離は適性がCあれば、育成シナリオのレースレベルであれば高ステータスで押し切って菊花賞を勝つことができるので、気にしなくてもいいでしょう。
彼女の固有スキルは、掛かりを起こさず残り200mまで到達した時に速度が大幅に上昇するというものです。これにより、彼女は様々なレースで一線級の競争力を発揮することができます。
「掛かりを起こさない」という点で、掛かりに影響するとされる賢さを重視した育成プランで挑むべきでしょう。
ストーリーと成績
ウマ娘アニメ版におけるキングヘイロー嬢
アニメ版では、スペシャルウィーク、セイウンスカイ、エルコンドルパサー、グラスワンダーと共にC組で第1話から登場しています。彼女は史実通り弥生賞で3着、皐月賞で2着、東京優駿で14着、菊花賞で5着、宝塚記念で8着、天皇賞(秋)で7着となっています。
スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイなど「最強世代」としてトレセン学園に在籍する彼女はまだ勝利を収めていませんが、不屈の闘志を持っていることが窺えます。
彼女は「ライバルが強いほど、わたくしも強くなりますわ」という言葉が象徴するように、常に成長を続ける姿勢を見せています。
ウマ娘ゲーム版におけるキングヘイロー嬢
ゲーム版では、彼女は☆1の育成ウマ娘として登場し、へその紐をプラントした状態から成長していきます。彼女はカワカミプリンセスを支えながらも、スペシャルウィークやセイウンスカイに対して強いコンプレックスを抱いていますが、日常生活では基本的に良好な関係を築いています。
彼女の育成ストーリーはキングヘイローの苦労や迷走を追体験させる難度の高さがあり、一際歯応えのあるゲームプレイとなっています。彼女の固有スキルである『pride of king』の演出は多くのプレイヤーにインパクトを残しています。
競走(実在)キングヘイロー
競走キャリア
キングヘイローは1995年4月28日に生まれた日本の競走馬であり、種牡馬でもありました。彼は柴田善臣騎手の導きで、2000年の高松宮記念で念願のG1初勝利しました。その他重賞では、1997年の東京スポーツ杯3歳ステークス、1999年の中山記念、東京新聞杯でも勝利しました。また、彼は1998年の菊花賞で5着になるなど、さまざまな距離で活躍しました。
引退後は種牡馬としても成功し、ウマ娘でもお馴染みのカワカミプリンセスや短距離G1で好走したローレルゲレイロなどGI級競走優勝馬を輩出しました。
彼の競走馬時代は、デビューから4歳(現3歳)まで福永祐一騎手(1998年の有馬記念まで主戦。神戸新聞杯は岡部幸雄騎手。その後福永騎手に戻り、現4歳時のスプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップ、現5歳時の安田記念に騎乗。)が手綱を取りました。その後は柴田善臣騎手を主戦として、横山典弘騎手も騎乗しました。
彼の種牡馬としての成績も優れており、素晴らしい血統背景と手ごろな種付け料のおかげで、初年度から100頭以上の種付け機会に恵まれ、2004年にはファーストシーズンサイアーランキング5位にランクインしました。
産駒の活躍
彼の産駒は様々なタイプを輩出し、冬場に強く夏場に弱い傾向があります。キングヘイローは競走馬としての活躍や種牡馬としての成功により、日本競馬界で名声を得ました。そのため、彼の産駒も競馬ファンから注目を集め続けています。
キングヘイローは駒の活躍と共に種付料も上昇し、特にカワカミプリンセスなどが活躍した翌年の2007年度は受胎条件付きで350万円にまで上がりました。彼の産駒の活躍をこれからも楽しみにしつつ、競馬界の歩みを探求していこうと考えています。
「母父キングヘイロー」
2021年ごろから競馬界では「母父キングヘイロー」が話題になっています。代表ともいえる3頭についてみていきましょう。
ディープボンド(2017年産)
活躍馬としては、G1未勝利ながら獲得賞金が6億円を超えるディープボンド(2017年産)。
「令和のステイゴールド」とでも言いましょうか。いつかはG1を勝利してほしいと願っています。
ディープボンドは相当ズブい馬として有名です。「親の仇」のように主戦の和田竜二騎手が追っているイメージがありますよね。もしかしたら本当にステイゴールドのように、最後の最後にさらっと本気を出してG1をつかみ取っていくかもしれませんね
ピクシーナイト(2018年産)
3歳時にスプリンターズステークスを快勝したピクシーナイト(2018年産)。
2021年の香港スプリントでの事故から戦線復帰は出来ているものの、その後まだ勝てていません。
私もテレビ中継で見ていましたがあれだけの事故でしたので、馬としても精神的に相当なダメージがあったことと思います。
グラスワンダーの血を繋ぐモーリスの後継としても期待できますし、これからも無事に過ごしてほしいですね。
イクイノックス(2019年産)
そして「世界最強馬」イクイノックスです(2019年産)。母のシャトーブランシュも重賞(マーメイドステークス。このレースの翌年の宝塚記念で、蛯名正義騎手の名騎乗によりキタサンブラックやドゥラメンテを負かしたマリアライトが2着でした)を勝った名牝です。
イクイノックスはこのシャトーブランシュを通じて、キングヘイローのスピードを上手く受け継いでいるのでしょう。
父系ではキタサンブラックを通じて、史上最高のスプリンターと名高いサクラバクシンオーのスピードを受け継いでいるのだと思います。
そして母系には凱旋門賞を勝った馬が勢ぞろいしており、イクイノックスのスタミナやパワーを裏付けしていると思います。
まとめ
キングヘイローは、ウマ娘ナデシャ成しさんのキャラクターデザインや固有スキル “pride of king” 、ストーリーや成績の面談で、魅力的なキャラクターとしてファンの心をつかんでいます。また、実在の競走馬としても素晴らしい活躍があったことも忘れずに、彼女を今後も応援していきましょう。キングヘイローが一流のウマ娘へと成長する姿に、これからも目が離せません。